お客様の心に目を向ける
先日、新規のお客様がご来店しました。
その方は小学6年生の女の子です。
来店したのは午後です。
そのお客様は、お母様と一緒にいらっしゃいました。
お母様は通って頂いてから、かれこれ7年位になるでしょうか。
そのお子さんは、ずっとストロベリーフィールズに行ってみたいと言っていたそうです。
何年も前から・・・
お母様は、お子さんに『 貴方にはまだ早い』と言い続け
なかなか通うコトを許されなかったそうです。
そのお子さんは、ずっと千円カットに通わされ・・・
我慢に我慢を重ね・・・
とうとう小学校を卒業するこの時期に
ストロベリーフィールズに通うことが許され
念願だった行きたい美容室に来れたのです。
その日の朝からそのお子さんは
『 ねえ。まだ行かないの? 』と
何度もお母さんに聞いていたそうです。
ワクワク感とドキドキ感で気持ちが抑えられなかったのでしょう。
来店して、カルテを記入したのを確認し、僕がお席にご案内しました。
雑誌を差し出し
『 少々お待ちください 』と告げると
めちゃくちゃ笑顔で
『 はい 』と頷いていました。
どうでしょうか?
たとえ小さなお客様でも。
来店するまでのこの様な経緯を知ることで、そのお客様に対して
ヘアーを提供する側が、どんな心構えで向き合わなければいけないのか?
何故、技術を磨き続けなければいけないのか?
その答えを小学6年生の女の子に教えて頂いた様な気がします。
お客様の心に目を向けるとはこういうコトです。
本当に大切なコトは、とても目に見えにくいものです。
だからこそ、その心を見ようとする気持ちが、仕事に磨きをかけてくれるのだと本気でそう思っています。
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